会長挨拶

本研究会の発足は1986年(昭和61年)に遡り、当時新たな治療手技として脚光を浴びるようになった冠動脈疾患に対すカテーテル治療すなわち冠動脈形成術(PTCA)が、神奈川県内でより有益かつ安全に普及・発展するよう専門医同士の情報共有と意見交換の場として、5名の先人の先生方が発起人となり開催に至りました。

その後も本研究会の基本的概念は脈々と引き継がれ、PTCA治療に携わるメディカルスタッフも同士として招き入れ、神奈川県から他の地域に異動された会員も含め、歴史ある研究会として現在まで長年に渡り継続されてきました。

今日においても心筋梗塞や狭心症の代表的治療手段であるPTCA(冠動脈インターベンション/PCI)の手技は、成熟の域に入りつつも進歩を続けており、本研究会は、会員相互の知識、技術、経験を分かち合い、高め合い、さらに次世代に継承していくことで、神奈川県を中心とした地域における、この分野の医療レベルを向上させ、地域の患者様により良い医療サービスを提供できるよう努力を続けています。

本研究会の主な活動としては、定期的な学術集会の開催が挙げられますが、そのほか、以前から会員施設による多施設共同研究が多数実施され、研究成果の論文発表実績もあり、今後も本研究会は、継続的に医療・医学の分野への貢献を果たします。

神奈川PTCA研究会
代表 菅野 晃靖